無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

夜景が見たい

ちぃが入学したときにWAONカードを買った。

これは児童館からタクシーで習い事に行くためのタクシーの支払い用で、ちぃ専用カード。

なので買うときもちぃにカードを選んでもらった。

ちぃが選んだのは函館の夜景のカード。

それから何かにつけて函館に行きたいと言うようになった。

 

表面には観光都市 函館を象徴する夜景をデザイン

 

弱視で夜景はどんな感じなんだろう。

そもそも夜間全く出歩かないちぃはたまに夜に外に出ると、見えない!と言う。

この「見えない」が、わからなくて困る。

全く歩けなくなるわけでもないし、車のライトは眩しそうだし。

 

 

ただ、あまりにも夜景への熱量が強いので、市内の藻岩山に夜景を見に行くことにした。

ちぃの好きなマジックアワーから夜景になるまで2時間くらい山頂で過ごした。

 

ちなみに裸眼0.03の私が裸眼で夜景を見ると、カビの胞子やウイルスのようなほぼ球体にトゲトゲの光がキラキラしていて、これはこれでキレイだった。(例えがマズイのはさておき)

 

 

ちぃには眩しくないのか、WAONカードのような景色に見えるのか。

 

 

結論を言うとちぃは大満足。

夜景を見て宝石箱的な例えをしていた。

特にノルベサ(すすきのにある建物で屋上に観覧車がある)の電飾がキレイだと喜んでいた。

単眼鏡も持参したけどあんまり使わずに、楽しんでいたみたい。

私は、えっ?ノルベサ見えるの?

私の裸眼だと土地勘があっても場所の特定がかなり難しいんだけど、という感じ。

だから私が思っている以上に夜景は見えたってことなのかな。

 

 

今まで夜の闇を嫌がってるイメージが強いし、夜に出かける用事もなかったけど、WAONカードのおかけでまた少しちぃの世界が広がった気がした。

そしてさらにちぃの函館熱がヒートアップした。(私は旅行行くなら道外がいい・・)

 

 

中学生になったら下校時間ももっと遅くなるだろうし、夜道もぼちぼちならしていこうかな。