無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

無虹彩症、スキー学習への道

小学校に入学してから色々難関はあった。

 

でも、でも一番の難関はやっぱりスキー。

それもスキー場でのスキー。

スキー場でのスキー学習は3年生からとわかっていたけど、1年から何をするべきか考えていた。

 

まぶしさ、凸凹や傾斜の見えにくい雪原、苦手なバランス系運動。

(ちぃは片足立ちでズボンが履けません)

さらに初見の山に対応できるわけないので事前訓練も必須。

不安しかなかった。

 

冬休み中のスキーの脱着、公園での練習でも自信がつかず、『ヤバイ、1年生の時点でスキーが嫌いになったら、あとの5年どーすんの?』とさらに不安は加速。

それでもやっぱり学校でみんなとやるスキーは楽しいようで、1・2年生での校庭築山でのスキー授業は楽しく終わることができた。

 

さて、3年生。

まずは事前にスキー学習に行くスキー場のどのあたり(コース)を使うのか担任に確認。

冬休み中に試滑走。そしてトイレの場所も把握。(ついでにトイレの流し方を知るのも重要)

リフトは親と一緒に1回乗ったけど、こわかったようであまり乗りたくなさそう。

担任からはリフトに乗らないでもなんとかなるとのお言葉をもらっていたので、そこはまぁ経験できただけで上出来。

そして初めてのスキー場はけっこう楽しかったらしい。よしよし。

 

通級の先生にも注意点を確認すると、いままでの通級生の経験を元に作成したプリントを見せてくれた。

私はスキーそのものに関した心配しかできてなかったから、同じバスが並んでいるから自分のバスが探しにくいとか、〇号車表示が見えないとかは完全に盲点だった。

ありがてぇ、ありがてぇよ、先生。

前任の通級の先生からは学校で利用するスキー場でプライベートレッスンを受けた方がいいと言われていた。

が、これはコスト面でカット。

1日で4万円も吹っ飛ばせないわ。

 

結局家族で2回スキーに出かけて山には慣れてきたよう。

そして聞くと、傾斜はなんとなくわかる(見える?)らしい。

油断は禁物だけど、滑っている感じからもイケそうな気がしてきた。

リフトは1回っきりだったけど。

スキーや雪山に抵抗感がないのが一番!

 

スキー学習の前に築山での授業もあったけど、学びのサポーターの方もついてくれたらしい。築山は心配いらないけど、見守りの目があるのはありがたい限り。

 

スキー学習用のリュックも購入し(これは学校からのお勧めというか半強制。ほんっとスキーってお金かかるわ)、準備完了。

あとは当日の天気がピッカピカの晴天じゃなけりゃOK!

 

 

そして当日。

 

 

コロナでちぃのクラスだけスキー学習なし。(学級閉鎖)

 

ちゃんちゃん。

 

いや、楽しみにしていたちぃには悪いが、また1年練習期間が増えるというのは朗報と考えよう。(1年後視力低下のリスクもあるけど)

蔓延防止期間が終わったらまた家族でいこっか。

ということでちぃのスキー学習への道は来年へと続く。