無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

学校の個人懇談(1年生)

ちぃは学校の出来事を話さない。

だから先生に聞かないとわからない。

 

 

入学後初めての懇談は主に困りごとの確認。

書見台をちゃんと傾斜をつけて使っているか、黒板の文字は見えているか、わからないことはわからないと言えるか・・・

さらに字が小さすぎる件などちょっとした改善点の提案。

高学年の担任の後の1年生の担任はどうしても字が小さくなるらしい。

というかちぃの担任の先生は4月の参観日でもすでに単眼鏡を使わないと見えないような字を書いていたので、ちぃは入学早々困っていた。

黒板にあらかじめ10㎝×10㎝のサポートラインを引いて先生が字を書く時の目安にしてもらっていたはずなんだけど、サポートラインは活用していない(忘れる?)ようだった。

 

 

その次の懇談は、1人ぼっち問題。

単眼鏡や遮光眼鏡、書見台はそれなりに使いこなせていたので、人間関係メインで話した。

ちぃは1人ぼっちも嫌いではない。

ただ、ずっと1人がいいわけでもない。

休み時間に誰かが何かをしていても近くまで見に行くことはしない。

性格上できない。

しかも何かに誘われても興味のないことは断る。

そして自分から誘うことはない。

なので友達作りへのハードルはやや高め。

そこはもう担任に素直にヘルプを求めた。

 

 

ちぃの弱視児としての目標として、意思表示ができること、というのがある。

「見えない」「わからない」を伝えること。

それができたら「見えないから〇〇してほしい」「わからないから教えてほしい」

と、どうしたら改善、解消されるのかまでふまえて相手に伝えることができるようになってほしい。

それを小学校の間にできるようになっておかないと、黙っていても晴眼者にはちぃの困りごとはわからない。

だからちぃが1人ぼっちでいることが不安でしょうがなかった。

私もコミュ障+仕事で学校行事に参加していないからちぃの友達作りの手伝いができなかったのも若干関係していると思う。

 

 

先生も話しやすい子や趣味の合いそうな子を席替えのたびに近くにしてくれたりしていた。

ようやくそれが実ってきたのが1年の終わり。

いつも体育館に行っても1人、教室でも1人、な休み時間だったけど、誘ってくれる子がいるようで、その子やその子の友達と休み時間に一緒に過ごすことも増えてきた。

 

 

コロナの関係で1年生の3学期は児童館に行かずに帰宅できることが増え、同じクラスの子と一緒に下校することも増えたのも大きかったかもしれない。

やっぱり下校前に終わるような仕事の方がちぃにはいいんだろうなーと痛感。

 

 

ようやく1年が終わるころに少しだけクラスに慣れてきたようだった。

ちぃの学校は2年間クラス替えなし。

担任の先生が変わったら・・という不安はあったけど、杞憂に終わった。