無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

「補助具使いたくない」問題

ちぃが入学時に準備していた補助具は遮光眼鏡と、教室で使うためひとみの教室から借りた書見台仕様の机。

遮光眼鏡は4歳から日常的に使っていたけど、書見台はひとみの教室でしか使っていない。

盲学校の先生経由で作ってもらった書見台も家にあるけどまだ出番はなし。

家ではうつ伏せで床にプリントを置いて宿題をしていた。

その姿勢だと目とプリントの距離感がちょうどいいんだろう。

 

 

ちぃは入学するころくらいから遮光眼鏡を使いたがらなくなっていた。

まぶしくないとか言ってるけど、事実なのか遮光眼鏡に抵抗があるのかはわからない。

普段私がまぶしいと感じてもちぃはまぶしくないと言うこともあり、感じ方は私とちぃで違うから、まぶしく感じているかは私がちぃの様子を見てもわからない。

白内障も出てきてるからまぶしいハズなんだけど・・)

 

 

通学時は相変わらずキャップだけで遮光眼鏡はしないけど、信号は見えているようなのでとやかく言うのはやめた。

 

 

 

5月末の時点で書見台はまだ角度をつけての使用はなく、ただの大きな机でしかなかった。

同じ無虹彩の中学生が他の補助具を使わなくなっても書見台はずっと使っていた、とひとみの教室の先生から聞いていたので、絶対必要だろうと思っていたんだけど。

 

 

ちぃに聞いてみると予想通り周りにやいのやいの言われたときに返答できないから、使いにくいと言っていた。

わからないでもないよなぁ。

本人も、先生からみんなに説明してほしい、と言っていたのでみんなへの書見台と遮光眼鏡についての説明を担任に依頼した。

 

先生は前にも言ったとは言っていたけどあらためてクラスのみんなに書見台、学年のみんな(体育は学年全体で行うので)に遮光眼鏡の説明をしてくれたようだった。

屋外での授業は先生から遮光眼鏡に変更するよう声掛けしてもらうことで、素直に変えるようになった(と先生が言っていた)

 

 

 

5月末に担任と話す機会があって、そこで書見台は使っていないことがわかり、ちょっとがっかり。

先生が書見台は読むときに使うものと思っていることもわかった。

確かに読むときも必要だけど、ちぃは本を顔の前に持ってくることが想像できたから、読むときよりは書くときに使って慣れてもらいたいなぁ。

ということでまずは書くときに使ってほしいことと、授業の流れがわからなければいつ書見台を立てていいのかわからないので、プリントなどをやるときに先生が指示して書見台をセットするよう声掛けしてもらうことにした。

 

 

今は習い事の国語塾にも書見台を持参することで、ひとみの教室以外で書見台を使うことに慣れるようにしている。

 ちなみに国語塾で使っている書見台埼玉福祉会で扱っている、重くてどでかいアレ。

小学生が持ち運ぶにはビミョーだけど、安定感はさすが。

 

 

単眼鏡は当初1年生の間は使う予定がなかったけど、予想以上に先生の字が小さくて見えないというトラブルのため、ひとみの教室から単眼鏡を借りたが、これだけはみんなに説明する前から恥ずかしがらずに使っていた。

本当に困れば自ら使うってことなんだろうな。

 

こうして学校では3種の神器?を使うようになりつつある。

良くも悪くも先生に感謝。