おもちゃに関しては無虹彩症の診断がついた時から色々意識して買っていたのでそれを振り返ってみることにしてみた。
診断がついたときにネット情報で、まずは見ることに興味を持ってもらうことが大切と知った。
そこで初めて弱視を意識して買ったものは本。
柏原晃夫さんの「あかあか くろくろ」
理由はその月齢だと認識できる色が少ないから、3色しかつかっていないこの本にした。
意図的に「見せる」を意識して本を買ったんだろうけど、今なら、おもちゃでいいのに・・と思ってしまう私。
眼科の診察は、音と光で視線を固定しようとしていたので、それを真似て音のなるぬいぐるみとかも買っていたっけ。
羊がいないいないばぁするヤツは、音が大きすぎてちぃにはハマらなかった。
何かを注視してほしくて買うんだけど、私の見立てがいまひとつなんだなぁこれが。
6か月ごろはオーボールラトルが握りやすいみたいで、かろうじて音もなるので転がして追視するよう仕向けたりしていた。
これはもっと大きくなってからも投げたり蹴ったりで結構活躍してくれた。
1歳ごろは型はめパズルを盲学校で楽しそうにしていたので購入した。
見る、持つ、探して、入れる、複数のことができるし、そのあとしばらく私がこだわっていた「目と手の協応」というところで私も遊んでほしかったし、ちぃも飽きずに遊んでいたので良かった。
くるくるチャイムも似たような感じで喜んでいた。
それの延長でその後に購入したのはミニ自販機。
コイン入れて、飲みものが出てきて・・・を延々繰り返していた。
だんだんつかむ物のサイズが小さくなってもうまいこと操作していた気がする。
ちぃはテレビをほとんど見なかった。
興味がないのか、見えなさ過ぎて興味を持つまでに至らないのか・・
うちのテレビは無駄に大きかったので、視界に入りきらないから余計見なかったんだと今なら推測できる。(正解はわからないけどね)
で、1歳過ぎてからは意図的にEテレを、2歳になってからはアンパンマンを見せた。
テレビを見ない子に見せるってのもどうなんだろうと思ったけど(テレビは目に良くないって言われることもあるし)、ちぃには結果論だけど良かった。
私が全然気づかないうちから指摘されていた、ちぃの模倣がテレビでさらに磨かれたと思う。
ひよこ教室に通っているころだから1歳のころすでに、ちぃは模倣が上手と言われていた。
Eテレのおかげで踊りを模倣するようになったし、踊りが好きになったようだった。
そして親の思惑通りアンパンマンにドはまりしてからはおもちゃもアンパンマン一色に。
アンパンマンパズルはかなり気に入っていて、3歳までに65ピースをやっていた。
後から知ったけど、パズルは空間認識能力を鍛える・・・らしい。
これも弱視には大切かなと思うので、結果オーライ。
おままごとにも目覚めたので包丁と半分に切れる野菜たちも大活躍。
これも目と手の協応だよね。
はまらなかったのが、本で言うととだこうしろうさんの「あいうえおえほん」
大きな本で左のページに「あ」、右のページに「足」などひらがなに関連した絵がある本。
大きいし色のコントラストもはっきりしているからいいなと思ったけど、ひらがなに興味をもつのはまーだまだ先だった・・・
100円のオイルタイマーも注視するのに適していると思ったけどだめだった。
私はアレ、けっこう眺めていられるんだけどなぁ。
お絵描きもあまりしなかったけど、私も得意ではないからそこは積極的に介入しなかったかも。
振り返ると、一生懸命だったんだろうけど、知育玩具系と目と手の協応にこだわって、ちぃが興味を持ちそうなものをそろえていたなぁ。(今もだけど)
横浜ラポールみたく買わずに興味のあるものを試せる施設があるとお財布にも優しくていいのになぁ。