無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

ひとみの教室

2018年5月

 

言われた通り、市盲の教育相談は年度末で終了。

市内唯一の弱視通級でもあるひとみの教室の教育相談に5月から通い始めた。

この1年はここへ教育相談で通い、来年からは通級として通う。

(通いたい、という希望)

 

未就学児の教育相談は9:00からと10:30からのどちらかで、1回行くたびに次回の予約をする。(長期休みはお休み)

 

市盲の先生はかなりのベテラン先生だったけど、ひとみの教室の先生はかなり若い女性の先生。

 

初日はひとみの教室の説明と、ちぃの勉強と運動を見て全体をチェック。

市盲の先生からひとみの教室の先生にちぃの情報は伝わっているので、ありがたい。

ここは市のつながりなので連携しやすいんだなぁと道の施設のことを思い出してモヤモヤ。

 

部屋は黒板のある教室のミニサイズの勉強部屋と、教室2つ分くらいの広さの主に運動で使用している部屋がある。

内容によって教室を使い分けている。

 

ちぃが先生といる間、私とりぃはおもちゃや拡大図書のある第3の部屋で待機。

りぃがいないときは第4の狭い待機部屋へ。

 

たいていは40分ほど教室のような部屋でルーペや単眼鏡の練習と、運筆や眼球運動を行い、その後まれに運動部屋でバドミントンラケットでの風船遊びや、キックスケーターなどを行う。

ちぃが現在ドラえもんに夢中なのでA4サイズのドラえもんカルタをすることもある。

あとは先生から今日の内容などの説明。

 

先生がひとみの教室専属ということと、現在教育相談に通う人が少ないので、先生の外勤や出張・研修がなければ月3~4回通うことができる。

 

市盲の先生は教育相談と授業を兼務しているので忙しく、月に1~2回しか通えなかったが、ひとみの教室に変更後は定期的に通えているので、正直、年中からこっちに来ておけば良かったとも思った。

市盲だとなかなか行けないので教育相談に行ったときは先生に毎回質問攻めで、17時過ぎても引き留めてしまい迷惑をかけた。

ここだと週1くらいで先生と話ができるから、気になることをこまめに確認できるのが嬉しい。

 

ちぃはひとみの教室も楽しく通っていて、なぜかりぃも先生が大好きで毎回行きたがる。

そして市盲同様、教材であるおもちゃで遊び倒すという・・

市盲ではお友達に会うことはなかったけど、ひとみの教室の先生の計らいで1回だけ教育相談で来ている年長のお友達2人と一緒にお勉強した日もあった。

 

札幌に来て初の同級生弱視っ子&保護者。

ここまで長かったぁー。

今現在教育相談に通う年長の子はちぃを含めて4人。

両眼とも視力が悪い2人と、片目だけ光覚の2人。

 

 

やっぱりちぃのように両眼とも悪いとすぐにこのような機関につながりやすいようで、もう1人の子も市盲から通いひとみの教室に移行してきている。

なので早期教育という点では恵まれていた。

 

 

が、片眼がそれなりに見えている場合はさらに情報がないようで、2人とも最近ひとみの教室を知り通いだしたとのこと。

もちろん市盲にも通っていない。

1人は発達が心配で教育センターで発達検査を受けたときにここを知ったらしい。

結局発達には問題がなかったんだけど、発達に不安がなければひとみの教室は知りようもなかった。

 

 

やっぱり札幌には見えにくさで困っている子はもっといる。

片眼だけ悪くてもフォローする施設はあるけど、親が問題に感じていなかったり、困ってもどこに相談していいかわからなくて埋もれている。

うーん、何をどうしたらいいんだろう・・