無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

入学準備 通級か弱視学級か

横浜では弱視学級を立ち上げることが一般的と聞いていた。

学区の小学校で弱視学級を作り、場面によって普通級で過ごすのか弱視学級で過ごすのか使い分ける、と私はイメージしている。

しかし札幌に来て話を聞くと札幌では弱視学級の立ち上げはまずない、とのことだった。

つまり札幌視覚支援学校への入学か、学区の小学校に入学して通級に通う、の2択。

 

札幌には通級は1か所しかない。

中央区にある中央小学校のひとみの教室。

学区での授業終了後、または早退してひとみの教室に通い15時から16時30分まで補助具の練習や難しい単元の予習などを行う。

 

 

引っ越してきた時点では横浜モードなので弱視学級を立ち上げると思っていた。

単純に校内に弱視学級があったほうが送迎が必要ないし、校内でフォローしてもらったほうが先生同士の情報の共有がしやすいと思った。

仕事しながら通級の送迎かぁ、できるのかな・・(現在週4×8時間勤務で習い事2つと平日午前中にひとみの教室に通っている、さらに春から習い事1つ追加予定)

 

 

ひとみの教室の先生にも弱視学級の立ち上げを提案してみたけどやっぱりオススメされなかった。

同じく中央小にあるきこえの教室(難聴通級)で立ち上げに失敗したケースを知っていたから。

 

 

しばらーく考えたけど、弱視学級の立ち上げは断念。

一番の理由は転勤の可能性だった。

ちぃが入学するのは札幌に来て4年目の春。

主くんの会社は不定期に転勤で、横浜にいたのが4年半だったのでそろそろ油断できない時期に来ている。

弱視学級立ち上げました、3月に転勤が決まりその小学校には入学しませんでした、の可能性もある。

こうなると弱視学級の先生に申し訳ない。

横浜で幼稚園が決まるまでもやや苦労して、結果入園直前に転勤ということがあったから、札幌でまた同じ目にあったらやだなぁというのもあった。(それまでの苦労や頑張りが無駄になるパターン)

あとは仕事しながら札幌で前例のほぼない弱視学級を立ち上げるパワーを持ち合わせていなかった。

 

 

通級は弱視のお友達とつながれるし、弱視の子の対応に慣れた先生にフォローしてもらえる。

うん、通級もいいな。

と納得して通級に気持ちを切り替えた。