札幌でも習い事は断られることなくスムーズに入会できた。
どこの習い事でも最初に注意事項や性格的な特徴など入会書類で記入する。
もちろん無虹彩で弱視ということは記入するし、体験の時に事前に参加可能か確認する。
でも障がいがあっても入会OK=フォローが万全、ではない。
体操は準備運動から始まるがちぃは遠くの先生よりは隣の子をまねつつやっている。
2歳から体操をしているちぃのレベルは幼稚園から体操を始めた子と同程度。
最初に苦労したのは跳び箱。
ロイター板を両足で同時に踏み切ることができない。
徐々に慣れて両足で踏み切れるようになっても、毎回ロイター板に乗る位置がバラバラで助走のスピードがロイター板でむしろ消される。
ロイター板への着地場所、または両足で踏み込むということを意識するとどちらかがおろそかになる。
ちぃの目では目標物(ロイター板と跳び箱)が静止していても自分(の目線)が動くために、常に目標物との距離感が変化するということが苦手なんだろう。
今は児童用の跳び箱は5段も飛べるからロイター板への踏み切りは上手になってきた。(たんに跳ぶ力がついただけで、ロイター板を生かしているかは・・・)
2年前に一度、眼科で立体視の検査をしたがうまくみえていないようだった。
立体視が苦手なら跳び箱も苦手なんだろうと思う。
もうひとつちぃが苦手にしているのが平均台。
体幹が弱くてふらつくのか、床と平均台が平面(立体視できない)に見えるのか理由は不明。
今の体操教室になってから縄跳びも年に数回やることがある。
まだ縄跳びが1回しかできない頃、体操で大縄跳びをやらされてまったく跳べなかった。
その時に先生は「ちゃんと見て!」「ちゃんと見て!」と連呼していた。
いや、その指導はちぃ向きではないよ、と切なくなった。
事前に記入してもこんな感じで見える前提で指導されるとどこまでお願いしていいのか悩む。
別の先生は床に縄が当たる音を聞いてリズムをとるように指導してくれていたけど、あのほうが明らかにちぃにはわかりやすかっただろう。
英語教室はネイティブの先生が1人と生徒最大6人のレッスン。
レッスンの定番は本、踊り、ゲーム。
カードを用いたゲームだと、トランプサイズのカードを先生が2メートルくらい離れて見せているので、ちぃにはなんのこっちゃだと思う。
が、ちぃはなぜか見えなくてもカードに顔を近づけることはしない。
たぶん色や形(のだいたいの認識)でDOGなのかCATなのか判断している。
絵本も2メートルくらい離れた先生が持っているので絵もわからないし英語の理解も完璧ではないから話も分からない。
絵本の時間はつまんないとちぃは言っていた。
事前に見えにくいことを伝えている以上特に配慮がなくても言いにくかったけど、2年経って最近ようやく受付のお姉さんに伝えてみた。
すると翌週から使用するカードが一気に4~5倍のサイズになった。
聞けば元々カードのサイズは2種類あったらしいので大きいほうに変更してくれた。
その日は「カードがおっきくなった」とちぃは喜んでいた。
ちぃに申し訳なかったと思うけど、最初に説明しているからそれを踏まえてのこの調子ならしょうがないのかなとも思った。
ちぃに配慮を求めるせいで他のクラスよりもレッスンの進みが遅いとなれば考え物だし。
ちなみに春からは国語塾が始まるが体験の時点で先生にはこちらが言う前に、ちぃの様子から弱視とバレたし、その上で入塾許可をもらったのはありがたかった。
さて、次は塾で使用する素材が拡大可能かお願いしなきゃ。