無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

幼稚園以外の施設さがし

眼科は横浜にいる間に、盲学校の先生つながりで紹介してもらった。

特に小児眼科の専門ではないけど優しい先生だった。

 

遺伝科は自分で探した。

札幌には遺伝科は3つ、うち2つは近所なので診察の曜日と勤務をみて条件の合う方にした(いわばテキトー)

 

 

盲学校には教育相談の予約を入れて、札幌の盲学校の情報収集をすることにした。

この時点では幼稚園が決まっていなかったので、幼稚部への入園も考えていた。

が、教育相談で盲学校に行って地域差を痛感した。

横浜の幼稚部は毎日5人程度の在籍児と教育相談2人で先生は6~7人いた。

札幌は毎日2~3人の在籍児で教育相談での登園はそもそもなく先生も2人くらい。

築2年のきれいでひろーい教室に生徒がぽつん。

そして札幌の在籍児のほうが何となく全盲が多い印象を受けた。

 

 

後から思ったけど、札幌は弱視でもどこに行っていいのかわからないんだと思う。

全盲だと盲学校にはつながりやすいけど、私みたいに盲学校は全盲で小学生以上の行くところと決めつけていると、乳幼児の弱視の相談場所がわからない。

札幌の盲学校の教育相談も周知不足感がありありだった。

札幌は横浜の半分の人口とはいえ札幌の教育相談につながっている乳幼児の数が少なすぎる。

 

 

そして札幌の盲学校の教育相談は私が横浜で当初思っていたものだった。

基本1回きりの相談で困っていることを相談するところ。

横浜のように定期的に通って・・・というのはなかった。

おいおい、私1人で読み書きはさておき、単眼鏡も教えるの?

使い方わかりませんけど・・・。

誰のフォローもなくちぃと2人3脚でいくしかないのか・・・

 

 

横浜ではライトセンターで補助具(拡大読書器や遮光眼鏡やルーペ)の会社が集まって実際に補助具を見たり触れたりできる機会があったが、札幌ではここ数年そんなイベントもないらしい。

 

 

おわった。

素直にそう思った。

 

 

札幌の盲学校の幼稚部は在籍すると他の幼稚園・保育園には行けないらしい。

考え方としてはたぶんこれが全国のスタンダードだろう。

あの少人数で手厚くされたらギャップが大きすぎて学区の小学校には行けないと思った。

だから盲学校の幼稚部は選択肢から消えた。

 

 

習い事は5月から体操、英語は3か所くらい体験に行って8月から開始。

なので引っ越して4か月くらいでやっと生活スタイルも決まり落ち着いた。

 

 

もうひとつ、横浜の盲学校の先生が紹介してくれた北海道立特別支援教育センターにも行ってみた。

が、ここがどういう施設でどんな相談に対応してくれるのかわからず何を相談していいかわからなかった。

発達?弱視?横浜との違い?単眼鏡の指導?ここは何だったら解決してくれるんだろう。

 

 

ひよこの会みたいなものはない、盲学校は市立ここは道立で連携はできない。

そんなことしかわからなかった。

ここにはもう来ないだろうなと思いながら相談を終えた。

しいて言えば道立の機関(高校?)とかで困ったときは行ったらいいのかな。

管轄が違うとかなんかやっかい。