無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

横浜での幼稚園探し 最終章 連携

かるーい紆余曲折を経て幼稚園が決定したことを盲学校の先生に伝えた。

 

するとなにやら入園予定の幼稚園に盲学校の先生から連絡を入れてくれるとのこと。

 

幼稚園に盲学校の先生がわざわざ出向いてくれて、幼稚園の先生と直接話をしてちぃの状況を伝えたり、園内を見学してちぃがどんな場所で困ったり危なかったりするのかを確認してくれたりするという・・

 

なんてステキなんだろう。

親の私があれこれ説明しないとならないと思っていたことを、盲学校の先生の専門的見解からアプローチしてくれる。

 

こういう時先方の幼稚園の事情も加味せず、親がガンガン自分の子のための一方的な意見を言うと幼稚園としても印象が悪くなるし(態度や言葉のチョイスに難がある私は特に)親目線の偏った話より、ちぃのことも知っているし幼児教育に携わっている中立的立場であり、視覚障がいのいろんな子の経験を熟知している盲学校の先生のほうがずっとスムーズに話が進むだろう。

 

別々の施設がちぃというたった一人のために連携してくれるなんて、嬉しいかぎり。

 

でも幼稚園それぞれにカラーがあるように、幼稚園の対応もそれぞれらしい。

盲学校の先生が幼稚園に電話をいれても「ふーん」的にあっさりした園もあれば、「ぜひぜひ!」的な前向きな返答をくれる園もある。

 

そして予想通り、ちぃの入園する園は前向きな返答をくれ、後日盲学校の先生2人が幼稚園に見学に行き、園内を実際にみて話をしてくれた。

 

もし障がい児の入園に積極的ではない園なら、盲学校の先生の熱意も伝わらず、入園直後から困り感満載、なんてこともあるかもしれない。

 

幼稚園選びって本当に大事だなって痛感。

 

 

 

そういえば以前、盲学校の文化祭か運動会か忘れたけど、幼稚部在籍で保育園にも通う子の保育園の先生が盲学校に見に来てくれていたことがあった。

入園時だけでなく継続して連携してくれているその感じがたまらなかった。

 

余談だけど、盲学校の運動会、文化祭は教育相談で通っている子も任意参加できる。

ちぃは初年度は、主役は在籍児なのにおこがましい、と欠席した。

が、けっこう参加率が高そうで(実際高い)翌年からはちゃっかり参加したのでした。

 

ちなみに札幌では教育相談の先生は授業も兼任したり役割が複数あるから、横浜のような対応はまず無理だろう。

 

横浜は幼稚部に教育相談担当の先生が2人専任でいるので、可能なことも多いんだろう。

 

横浜って・・・横浜って・・・