無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

くすぶる小さな違和感

ちぃは毎日少しづつ目を開ける時間が増えてきました。

そして開眼している時間が増えるたびに私の違和感も増えました。

 

キョロキョロ・・・

目が何を見るでもなく動いている感じ。

じっと目が1か所を見ることがない。

(私がそれを眼振と知るのは診断がついてからでした。)

 

まぁ、目を開けたのも遅いから目の動かし方もヘタクソなんだろう。

と、思っていました。

 

横浜には知り合いもいないのでその違和感を相談する相手もいませんでした。

 

そして1か月健診。

出産した病院へ。

異常なし。

 

先生に目のことを聞こうかと思ったけど、赤ちゃんばかり見ている先生だから異常があればすぐわかるだろうから何か言われると思っていました。

でも1か月健診なんて体重の増えや脱臼とかある程度診察する内容が決まっていて、目の異常なんて親から言われないと気にならないんでしょうね。

 

次に生後2か月になり予防接種に近所の小児科へ。

ここでも先生に何か言われるかと思ったら、何事もなく注射して終了。

この時も言い出せませんでした。

赤ちゃんの発達なんて個人差だし、追視は3か月ごろだから3か月になってもキョロキョロしていて追視もないようなら相談しよう。

 

そして3か月健診。

またまた異常なし。

とうとう先生に言ってみました、キョロキョロしかしてないって。

先生もすぐに理解してくれました。

それくらいわかりやすく目の動きがおかしいのに言わないと気付かれない不思議。

「大きな病院で診てもらったほうがいいね。」

1か月後、神奈川県立こども医療センターの受診が決まりました。

 

ようやくひと安心。

近所の小児科医ではすぐには診断できない何かがあるのかな。

でもこれだけ大きな病院を紹介してもらったから大丈夫。

 

そう気持ちを切り替えて受診までの間、ちぃは私たちの地元である北海道の旭川に初の帰省をするのでした。