無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

デイジー教科書

というものがあるのは聞いたことがある。

正確には横浜に住んでいたときに、ライトセンターにデイジー図書というものがあるのは見聞きしたけど、詳しいことは何も知らなかった。

その頃ちぃは乳幼児だから本について考えることがなかったせいもあるかも。

今じゃちぃが読むための本を血眼で探しているのにね。

 

で、ある日通級の先生にお勧めされて学校で使ってみませんか?的な話になって、使えるものは何でも使おう理論の母はまたもや勢いよく飛びつく。

 

補足すると、社会の授業が世界地図とかになってくると、やっぱりちぃには難しそう。

決まったサイズに拡大されて、教科書1ページを数ページに分けてしか載せることができない拡大教科書よりも1ページをズームしながら目的の場所を探す方がはるかにラクなんじゃないかなと思ったの。

 

デイジー教科書の使用は学校に許可をもらったりする必要があったんだけど、そこは通級の先生が驚くくらいスムーズに話が進んだらしい。

学校によってはデイジー教科書の使用を渋られるのか、はたまた知識がないことに簡単に返答できないから許可が遅いのか。

なんにせよ今回は早くに導入できてよかった。

 

私の方も先生に教えてもらいながら申請やら教科書選びやらやってみた。

 

 

そして無事にデイジー教科書が学校で使うChromebookにダウンロードできたらしい!

 

結果、今のところは家庭科のときに使っているらしい。

みんながChromebookを使っていないときに1人だけ使うのは抵抗あるかなとか心配したけど、さほど気にしてなさそう。

 

すべての教科書をダウンロードしたから拡大教科書なんていらないんじゃ···と思ってしまった。

読み上げ機能もあるし他にも色んな機能がある。(たくさんあって忘れた・・)

視覚障害だけでなく学習障害の子にも使いやすい仕様になっているから、どんどん広まっていくといいな。

 

ただ、ちぃはあまり使う気がなさそう。

教科書に書き込むタイプの子ならそれもわかるけど、ちぃの教科書はいつ見ても「それ開いたことあります?」レベルのキレイさ。

私なんてカナふったり、イタズラ書きしたりでめちゃ汚かったのに。

 

デイジー教科書含め、補助具的な物に関しては私が便利!とか使い勝手よさそう!と思ってもちぃにはあまり響かないことがある。

この理由はまだはっきりわからないけど、色んな物を使ったりしてちぃと使用感や頻度とかを擦り合わせていきたい所存です。