ちぃには目の治療をすること、何日か入院すること、毎日私が行くことなどを事前に説明し、ちぃは普段と変わった様子もなく過ごしていた。
当日も入院するまでは「早く病院行こう!」と張り切っていたちぃも、いざ病棟に案内されると不安になり、私を避けるように背中を向けて静かに泣き出した。
そしてその状況を見て、親子の関係が悪いんじゃないかと心配する看護師・・・
ちぃがへこんでいることもお構いなしにさっそく薬剤師が登場して点眼の説明を受けた。
今日(手術前日)のお昼から1日4回の点眼(x3種類)開始。
目薬が嫌いなちぃは泣いて拒否。
ちなみに私もちぃも点眼のことは入院してから知った。
目薬ができない、親子関係もビミョー、そう判断した看護師は先生に連絡し、急きょ先生との話し合いがもたれた。
看護師から点眼の説明が不足していたことを謝罪されたうえで、点眼ができないと手術ができないと言われ、さらに付き添いまで強制されることに・・
私はと言えば手術の予定に合わせて仕事は休んだけど、未就学児しか付き添いは認めていないのでできないものと割り切って、入院中も仕事は入れていたから付き添いと言われても戸惑うばかり。
このままだと入院当日に手術中止が決定?
明日の手術のための今までの病院探しや、習い事のスケジュール変更、仕事の調整は一体・・なんてことを考えつつ、確かに術後も4回(4~6時間時間ごと)の点眼が必要なら休職まで考えないとならない大問題。
聞いてないよー、と思いつつ昔一瞬眼科で勤務していた時に術後に点眼たくさんしてたな、とうっすら思いだした自分の見通しの悪さにも辟易とした。
それにしても入院前に点眼の話が一切なく(子どもなんて点眼嫌いが多そうだから余計事前の説明が重要なのに)、点眼できないと手術できないとは・・・ムムム・・
夕方に先生からも説明不足を謝罪され、相談の結果術後の点眼は1日に3回しかできない日があってもやむなし、ということで手術は予定通り行うことになった。
ちぃは泣きはしないものの、開眼もしない状態ではあったけど、まぶたを引っ張ることでなんとか私が点眼することには成功し(看護師の点眼は拒否)、手術の見通しも立った。
職場にも平謝りで付き添いもなんとかなった。
ほっ。
それにしても手術前に門前払いの可能性もあるなんて。
入院前にもっとつっこんで聞けばよかった。
なんせ最初はゼロからの病院探しに奔走し、手術が決まってからはぎゅうぎゅうな私とちぃのスケジュール管理ばかりに気が向いていた。
術後の制約もあらかじめ説明してくれていたから、術後に頻回な点眼という重大案件の説明が抜け落ちていたなんて想像もしてなかったわ。
それでも一応は手術OKとなったからいっか。