無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

入学後の学校の嬉しい配慮

通級の先生は、どこの学校も時間割の字が小さくて弱視児には見えにくいということを言っていた。

なので入学前の話し合いの時にもそのことを伝えてくれていて、ちぃが入学式の前に見学に行った時も、担任の先生が実際の時間割りを見せてくれて見えているか確認してくれた。

 

ちぃの学校はA4の用紙の上2/3を時間割、下1/3に持ち物が記載してある。

字は12ポイントくらいしかないから、かなり顔を近づけるけど自分で時間割りを確認して授業の準備ができるのはよかった。

ゴシック体なのも見えやすいのかな?

ただ、ちぃの特性上、目の動き的に縦書きが横書きより苦手なので、縦に時間割りを確認するのは得意ではないっぽい。

時間割りの字は横書きなんだけど、科目の確認は縦に見るので日にちを間違って(1日横のものを見ていた)準備することがまれにあるけど、忘れ物をするのも少しくらいはいい経験と思う(完璧主義っぽいちぃは特に間違いを経験してほしい)

 


ひとまず今年度は自分で時間割を準備できそう。

ありがとう、ひとみの先生&担任の先生。


 

私が去年見学に行ったときに心配になったのは、掲示物高すぎる問題。

自己紹介の写真と一言を記入した紙が天井近くに貼ってあって、単眼鏡がない限りちぃがみんなの自己紹介を見るのは不可能と悟った。

友達の顔も見えず、自己紹介の紙も見えずどうやってクラスメイトを覚えたらいいのか。

 

・・・と、思いきや今年は自己紹介の紙は名前と絵のみ。

しかも一番低いところにあった。(それでも見えにくいが)

そして教室の前、黒板のすぐ横にみんなの名前入り顔写真が貼ってあった。

大きなホワイトボードに大人の手のひらサイズの1人1人の顔写真。

これが座席順に並んでいる。

 

これなら高さ的にも写真のサイズ的にもちぃにもお友達の顔と名前が確認できる。

写真にはマグネットがついているので席替えのたびに席順に貼り替え可能。

 

何これー!作った人天才すぎる!

 

去年の見学時との違いに大喜びした私でした。

 

 

毎月席替えがあるけど、そのたびに写真の位置もちゃんと変更されている。

ちぃとしてもマメに席替えがあった方が(みんなが入れ替わりで近くに来てくれたほうが)、みんなの顔を覚えやすいだろう。


 

ちぃは自分だけ席が移動できないことへの不満はなく、席替えのたびに喜んで報告してくれる。



 席替えにも配慮があるようで(先生には確認してないが)、最初の席替えではちぃの前と隣には児童館を利用するメンバーが。

よく顔を合わせるメンバーを覚えやすくなっていた。



その後もそれまでちぃから遠い席だった子を近くに配置してくれているなど、ちぃのクラスへの慣れを確認しつつ座席を考えてくれているのかなという感じ。



授業に関してはちぃ自身が補助具をちゃんと使ってくれればいいんだけど、入学当初はそうもいかなかった。

さすがに人と違う物をいくつも使うのは、恥ずかしがりのちぃには難しかったみたい。

というのはまた次回のお話。