無虹彩で弱視の娘のこと

先天性無虹彩症の娘の備忘録的成長記

学区の小学校との入学前のやりとり

小学校へのアプローチがまったくわからなかった私は、ひとみの教室の先生に言われるがままに行動を起こした。

 

 

まずは夏休み前に、拡大教科書が必要な子が来年入学予定なので、と学区の小学校に依頼の電話。

(確かこの電話の前にすでにひとみの教室の先生から学区小学校に、弱視児が来年入学予定と一報入れてあったような)

そして夏休み明けに再度連絡し、学校見学の約束をした。

ちぃ、りぃを連れて3人で小学校へ。

 

 

ここの窓口は教頭先生だった。

主に1、2年生の授業風景を廊下から見学するのと、児童のいない1年生の教室に入って見学。

・・・掲示物たかっ。

天井近い高さに写真付きの自己紹介用紙が掲示されていた。

まだ単眼鏡の購入予定はないけど、単眼鏡がなければみえないなぁ。

教室の日当たりはもちろん最高。

先生にはこの時点でまぶしいのが苦手なので窓側の席ではなく真ん中の前方にしてほしいと伝えた。

 

 

それと書見台機能のついた机(みんなの机よりやや大きめサイズ)がひとみの教室から貸し出し可能ということは聞いていたので、持ち込み机の使用が可能かどうか確認。

すぐにOKがもらえた。

 

 

今すぐは必要ではないけど、黒板の写真を撮って手元で拡大して授業が受けられるとかなり助かるのでタブレットについても聞いてみた。

ここの学校はパソコンは導入しているが、タブレットは使用していないとのこと。

この場合タブレットの持ち込みは厳しいらしい。(ひとみの先生談)

すでに学校でタブレットが導入されていれば、持ち込み許可が得られやすいらしい。

 

トイレも確認。

洋式はあるのか、水洗はレバーかボタンか。

事前に知っておかないとできないから。

 

 

先生はちぃの歩く様子を見たり、先頭を切って階段を降りたりする様子を見て見え方を確認していた。

この程度は問題なくできることを理解してもらうことも重要。

弱視児は在籍していたことがないらしく、教頭先生も好意的に色々聞いてきてくれた。

 

 

学校見学とちぃの紹介?を無事に終えた次はひとみの教室の先生と、小学校に依頼する具体的な配慮事項を決める作業に。

通常授業以外の行事などは全然わからないので配慮事項も想像がつかなかったけど、ひとみの先生に過去の弱視児の配慮事項を教えてもらい、参考にしながら決めた。

 

 

そして冬休み明けにひとみの先生が、ちぃの学区の小学校に出向きそれを伝えてくれた。

親が言うとちぃ目線であれもこれもと言ってしまいそうになるが、ちぃのことをよく知っていて、小学校の先生である(どちらの状況も理解している)ひとみの先生が仲介に入ってくれるのはとてもありがたい。

その時のメンバーは、教頭先生、特殊学級の先生、現1年生の担任の先生、養護教諭とひとみの先生。

ちぃの入学前にこんなに人が集まるなんて・・・

恐縮というか申し訳ないというか感動というか。

 

 

その後は1日入学の時にもう一度教頭先生と話をして、最終確認。

やっとちぃが学区の小学校に入学するイメージができてきたぞ。

ここまでくると、入学がゴールなんじゃないかと勘違いしてしまうほどの達成感。

いやいや、ここからここから。